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特にどこも悪くないのに痩せるな、何故かわからないけれど、食べてるのに痩せる・・・などといった方は、病気が疑われるので病院に行くべきなのでしょうか?それともストレスが原因なのでしょうか?
実は、どこも悪くないのに、食べても痩せる場合には、「体質」、「ストレス」、「病気」のいずれかの可能性があるので注意が必要です。
体質、ストレス、病気いずれの場合も、食べても痩せるのに自覚症状がない場合も多いですから、要注意。
とりわけ、ストレスや病気が原因となっている場合には、長引けば、症状が発展してしまうことになりかねませんから、早期発見が重要となります。
今回は、どこも悪くないのに痩せる、食べてるのに痩せるといった方の原因として考えるられる「体質」、「ストレス」、「病気」それぞれに焦点を当てて、じっくりお話をしていきますので、参考にしてみてください。
食べてるのに痩せる原因と対策
どこも悪くないのに痩せることや、食べてるのに痩せる症状が現れる場合は、次の3つの可能性が考えられます。
・体質
・ストレス
・病気
これらが原因となって食べてるに痩せる理由と、その対策について、順番に見ていきましょう。
関連記事:食べても太らない原因は病気?ストレス?体質?食べてるのに痩せる男性・女性必読!
体質
体質で痩せている場合は、どこも悪くないにも関わらず、食べてるのに痩せることに繋がります。
体質で痩せている人が、食べても太れない原因の第一位が、食べ物の消化吸収力が低いため。
つまり、食べた物を分解・消化して、小腸で吸収して栄養素にする能力が、一般の人よりも弱い傾向にあるということ。
ですから、食べ物を摂っても、栄養素として体に取り込まれない訳ですから、「食べてるのに痩せる」ことに繋がるわけです。
こうした体質で食べても痩せてしまう方は、「太れない原因は遺伝にあった!ガリガリで太らない人が太る方法とは?」でもご紹介しているように、遺伝的要素が大きく関わっていることが、考えられるでしょう。
痩せすぎ体質の場合の改善策としては、「痩せすぎ体質改善!太りたい!ガリガリ体型・痩せ型の男性・女性が太る方法!」で詳しくお話ししているので、じっくり読んで参考にしてみてください。
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ストレス
精神的なストレスで食べてるのに痩せる理由は、自律神経のバランスが崩れるから。
自律神経というのは、内臓および脳をコントロールしている交感神経と副交感神経のこと。
ストレスによって自律神経が乱れると、体と心の不調を招いてしまい、胃腸の不調や食欲不振に陥り、食べてるのに痩せることになってしまうのです。
ストレスが酷い場合だと、自律神経失調症、神経性胃炎、過敏性腸症候群となり、さらに痩せることも考えられるので、要注意。
特に、過敏性腸症候群は、下痢や便秘を繰り返す疾患で、日本人の罹患者も非常に多いので、注意が必要です。
参考:慢性下痢で太れない!太らないで肌荒れは過敏性腸症候群?下痢でも太る方法!
本人が気づかぬうちに、強いストレスを感じて、一見どこも悪くないのに痩せてしまう場合も多いのが特徴。
しかし、ストレスが溜め込んでしまうと、上記の疾患に発展しかねませんので、「太りたいのにストレスで食べても太れない!痩せる!自律神経が原因?」でご紹介しているストレス解消法を取り組み、自律神経のバランスを取り戻すようにして励んでみてください。
病気
どこも悪くないのに痩せると思われている方は、実は、気づかぬうちに思いもしない病気が原因となって痩せている場合もあるので、注意が必要。
どこも悪くないにも関わらず、食べてるのに痩せる場合には、以降でご紹介する、糖尿病、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)、心の病気(拒食症・うつ病)の可能性が考えられます。
糖尿病
食べてるのに痩せる場合に原因として考えられる病気の一つ目は、糖尿病。
糖尿病が進行して重症化すると、食べてるのに痩せる状態に陥ってしまいます。
なぜかというと、糖尿病により、高血糖状態が慢性的に続くと、血糖値をコントロールするために、すい臓から分泌されるインスリンの分泌量が低下し、なおかつ分泌されたインスリンに対する体の反応が鈍くなります。
こうして、インスリンの効力が弱くなると、摂取した糖が体のエネルギーとして体の細胞に取り入りられないため、体重が減って痩せる、という訳。
糖尿病が恐いのは、基本的に無症状のまま病状が進行していくので、どこも悪くないのに痩せる状態に陥った暁には、既に発見が遅れてしまっていることも。
糖尿病が進行し、高血糖状態が長引けば、糖を水分と一緒に尿から排出しようと体が促すため、頻尿、尿量の増加、体内水分量の減少に伴う喉の乾きやすさ、といった自覚症状が現れます。
このような症状が疑われる場合には、糖尿病内科、内科の専門医がいる病院を受診するようにしましょう。
バセドウ病
食べてるのに痩せる場合に原因として考えられる病気の二つ目は、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)。
バセドウ病は、甲状腺が大きく腫れ、脈が速くなり、眼球が突出する症状が見られる疾患で、20歳〜30歳の若い女性に多い病気。
原因は、自己免疫機能が破綻し、甲状腺刺激ホルモンが過剰に分泌されるためですが、まだ十分に解明されていないのが現状。
その結果、新陳代謝が異常に高くなり、食欲が高まる一方で、代謝で消費されるエネルギーに体が追いつかず、体重減少を招いて食べてるのに痩せてしまうことに。
他にも、多汗、暑がり、頻脈、便通の異常(下痢、軟便、頻便など)、手足のふるえ、倦怠感、イライラ、不眠、集中力の低下などがみられるでしょう。
ただ、甲状腺が腫れている他に自覚症状が無いこともあるので、どこも悪くないのに痩せるように思われることがあります。
このような症状が疑われたら、内分泌科・内科の専門医がいる病院を受診するようにしてください。
参考:食べても太らない病気は甲状腺異常?脂肪がつかないし食べてるのに太らない原因と対策!
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心の病気
食べてるのに痩せる場合に原因として、心の病気(拒食症・うつ病)が関わっている場合があるので、ご紹介しておきましょう。
拒食症
拒食症は、思春期の女性に発症しやすく、痩せたいという強烈な願望のため、知らぬ間に食事を拒否してしまう疾患。
本人は十分食べているつもりでも、食事の内容が野菜などに偏りがあり、必要な栄養を満たしていない場合が多々あるので、どこも悪くないのに痩せるように思われることがあります。
食事量が少ないため、胃腸の働きが悪く、便秘になりやすく、常にお腹が膨れた感じがあり、ますます食事量が減ることに。
痩せに伴い、次第に筋力の低下や疲れやすさを感じやすくなるでしょう。
また、次のような症状が現れることがあるので、チェックしてみてください。
・肉体的な症状:低体温、低血圧、無月経、便秘、手足のむくれ、不眠等。
・精神的な症状:精神的に不安定になり、抑うつ、不安症状、時に自傷行為や自殺も。
拒食症は、低栄養状態が長引くと、命の危険に晒されることも。
本人は自分が拒食症であることに気づいていない場合が多く、治療には、家族や周囲のサポートが必要で、拒食症が疑われる場合には、周囲から働きかけて、速やかに精神科・心療内科の専門医がいる病院を受診するようにしましょう。
拒食症の人が回復して、健康的に太る方法については、下記の記事で取り上げているので、参考にしてみてください。
参考:拒食症で太りたい!拒食症で食べても体重が増えない人が体重を戻すには?
うつ病
うつ病は、主に強いストレスが原因となって発病すると考えられており、本人は病気の認識がないことが多いため、どこも悪くないのに痩せることに繋がるでしょう。
うつ病の症状として、倦怠感、頭痛、微熱といった肉体的な症状こそ現れるものの、心の病気として認識されづらい側面があります。
こうした自覚されづらいうつ病は、「仮面うつ病(=仮面をかぶったうつ病)」とも呼ばれています。
(仮面)うつ病の症状としては、食欲・体重減少、憂鬱な気分、集中力の低下、全身の倦怠感、身体の各部の痛み、動悸、のぼせ、発汗、目眩、微熱、睡眠障害(夜眠れない、朝起きられない)、不安、焦り、イライラなど。
仮面うつは、気づかぬうちに病気が進行すると、治療が困難になるため、早期発見が欠かせません。
うつ病が疑われたら、すぐに精神科・心療内科の専門医がいる病院を受診するようにしましょう。
関連記事:【太れない】病気が原因?病院の何科に受診すべきか徹底解説!
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まとめ
どこも悪くないのに痩せることや、食べてるのに痩せる症状が現れる場合は、体質、ストレス、病気の可能性が疑われる。
体質で食べてるのに痩せる原因は、食べ物の消化吸収力が低いため。
ストレスで食べてるのに痩せる原因は、自律神経のバランスが崩れることで、体と心の不調を招いてしまい、胃腸の不調や食欲不振に陥るため。
また、どこも悪くないのに痩せる原因として、糖尿病、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)、心の病気(拒食症・うつ病)の可能性も疑われる場合があるので、注意が必要。
病気が疑われた場合には、早急に専門医がいる病院を受診すること。
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