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太りたい人が甘いもので太る方法は、”アリ”なのでしょうか?あるいは、甘いものでは太れないのでしょうか?
確かに、甘いものは高脂質かつ高カロリーで、一見太りやすそうな食べ物ですよね。
ですが、基本的に太りたいからと甘いものばかり食べるのは、太る方法として決しておすすめできません。
というのも、基本的に甘いものは、炭水化物と脂質中心で、他の栄養素が決定的に欠けているのに加え、消化に悪い脂肪分が多く含まれている傾向にあるから。
ですから、甘いもので太ろうとすると、本来必要な栄養素が不足し、胃腸にも負担がかかりやすいので、結果的に内臓機能が弱まって消化・吸収力が低下してしまいます。
さらに、甘いものには砂糖が大量に使用されているため、血糖値の急上昇を招き、腸内環境が悪化する原因にもなるでしょう。
これ以外にも様々な理由から、甘いものは逆に太れない原因を生んでしまう可能性も高いため、甘いものは太りたい人にあまりおすすめできるものではありません。
とはいえ、甘いものは、ストレス発散効果や、甘いもの好きな人はどうしても我慢できないもの。
そんな方のために、太りたい人におすすめの甘いもの(お菓子)は「【太りやすいお菓子ランキング】太りたい人が太れるお菓子で太る方法!」で取り上げているので、参考にしてください。
今回は、太りたい人が太る方法として、残念ながら甘いものでは太れない6つの理由についてご紹介します。
Contents
太りたい人が甘いもので太る方法はNG!甘いものでは太れない6つの理由
太りたい人が太る方法として、甘いものを食べても太れない6つの理由は、次の通り。
- 糖尿病のリスクがある
- 自律神経が乱れて胃腸の消化力が低下する
- 糖反射により胃腸が弱る
- 腸内環境が悪化する
- 栄養素が決定的に欠けている
- 脂肪分の質が良くない
糖尿病のリスクがある
太りたい人が甘いものでは太れない理由の1つ目は、糖尿病のリスクが高まるから。
血糖値(血中の糖分量を示す数値)を上げることは、太りたい人が太るためには必須。
というのも、血糖値が上がると、インスリンと呼ばれるホルモンがすい臓から分泌されますが、インスリンには「同化作用」と呼ばれる、血中の栄養素を体に細胞に取り込ませるスイッチの役割があるから。
つまり、インスリンの作用により、血液中から細胞に、糖、タンパク質、脂肪が受け渡されることで、エネルギーを生み出したり、筋肉や脂肪を作り出すことができるという訳なんですね。
また、空腹時に代表されるように、低血糖状態となると脂肪や筋肉が分解されてしまいます。
ですから、適度に糖質を摂って、血糖値を上げてインスリンが穏やかに分泌されることは、太るために不可欠なのです。
しかし、甘いものの問題点は、大量に砂糖が含まれているため、急激な食後血糖値の上昇を招くこと。
砂糖により、急激に血糖値が上がる原因は、砂糖が単糖類であり、体の中に入るとすぐさま、最終分解物であるブドウ糖に分解されて、体の中に吸収されてしまうから。
一方で、白米やパン、麺類などの穀類は、多糖類なので、ブドウ糖に分解されて吸収されるまでに時間がかかるので、その分血糖値の上昇が穏やかになるという訳なんですね。
砂糖を大量に摂取して、食後血糖値が急激に上昇すると、上昇した血糖値を抑えようと、大量にインスリンが分泌されることに。
急激に分泌されたインスリンは、血糖値を急激に下げる作用が働くので、またたくまに血糖値は下がり、逆に低血糖状態になります。
低血糖状態では、空腹を感じやすくなるので、甘いものがほしくなり、また砂糖を大量に摂取することになり、こうして血糖値の乱高下が繰り返されてしまいます。
その結果、大量にインスリンが放出された状態が頻繁に起きるようになるので、すい臓が疲弊してインスリンの分泌量が低下したり、体のインスリンに対する感度がだんだんと鈍ってきて、しまいには、インスリンが働いても血糖値が下がらなくなってしまうのです。
こうしたインスリン分泌不足と、インスリン感度が低下して、血糖値が下がらなくなった状態は、糖尿病そのもの。
ですから、大量に砂糖が含まれている甘いものを頻繁に食べていると、糖尿病のリスクが確実に高まるのですね。
白米やパン、麺類などを食べるときであれば、そもそも砂糖よりは血糖値の上昇がゆるやかで、なおかつおかずやサラダなどに含まれる食物繊維と一緒に食べることが多いので、食物繊維が胃から腸への消化・吸収をゆるやかにしてくれるので、糖尿病のリスクは小さいと言えます。
一方、甘いものは、間食を中心に、それ単独で食べることも多いため、血糖値を急激に上昇させやすい食べ物なのです。
したがって、太りたいからと甘いものを食べて太る方法は、糖尿病リスクを高める危険性が高いことを、十分に認識しておくことが必要。
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自律神経が乱れて胃腸の消化力が低下する
太りたい人が甘いものでは太れない理由の2つ目は、砂糖による血糖値の乱高下によって、自律神経が乱れて、胃腸の消化力が低下すること。
先ほどもお話しした通り、砂糖の大量摂取により低血糖状態では、イライラしたり怒りっぽくなったり不安感が起きやすく、精神的に不安定になりやすい状態。
これは、低血糖状態は、脳内ホルモン(神経伝達物質)であるアドレナリンやノルアドレナリンの分泌量が増えやすく、これらが過剰に分泌された状態では、イライラやストレスを感じやすいから。
さらに、アドレナリンやノルアドレナリンは、血糖値を上昇させる作用もあります。
ストレスやイライラを解消しようと、甘いものが欲しくなって摂取すると、また血糖値が乱高下を招いてしまい、またストレスやイライラが募って・・・という悪循環に陥ってしまうんですね。
ストレスやイライラを感じた状態が続いてしまうと、自律神経のバランスを崩すことに。
自律神経というのは、興奮した状態に優位になる交感神経と、リラックス状態のときに優位になる副交感神経の二種類に分けることができます。
ストレスやイライラを感じると、交感神経が優位になりやすいことがわかっています。
胃腸の消化活動は、副交感神経が優位のときに活発になるため、ストレス・イライラにより交感神経が優位だと、逆に胃腸の活動が抑制されて、消化力が低下して、結果太れないことになってしまう訳です。
以上のように、太りたい人が甘いものを食べて太る方法は、精神的な不安定をまねいて、副交感神経を優位にするため、太れない原因となってしまうんですね。
参考:太りたいのにストレスで食べても太れない!痩せる!自律神経が原因?
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腸内環境が悪化する
太りたい人が甘いものでは太れない理由の3つ目は、甘いものに含まれている大量の砂糖により、腸内環境が悪化するから。
これは、砂糖を大量に摂取すると、砂糖は腸内から排泄されにくい性質があるため、腸内にとどまることで、消化酵素の活性を鈍らせたり、腸の粘膜のはたらきを弱らせることに。
また、砂糖が腸内で異常発酵を引き起こし、悪玉菌の増殖を促してしまい、腸内細菌のバランスを崩させて、腸内の腐敗を生んでしまうことにもなるでしょう。
太りたいのに太れない人は、もともと便秘や下痢など、腸が敏感で、腸内環境が悪くなることによる悪影響を受けやすいと考えられます。
このように、太りたい人が甘いものを食べて太る方法は、腸内環境を悪化させて、腸での消化吸収力は確実に弱めて、太れない体質を助長することになりかねないのです。
参考:太れない原因は腸内環境?太りたい人が健康的に太る方法!
糖反射により胃腸が弱る
太りたい人が甘いものでは太れない理由の4つ目は、甘いものに含まれている砂糖による「糖反射」により、胃腸が弱ることになるから。
糖反射とは、砂糖の摂取によって、胃が一時的に活動を停止すること。
通常、消化活動においては、胃の中に食べ物が入ると、胃は消化を行うのと同時に、胃のぜん運動によって、胃の内容物を腸へ送り出しています。
しかし、砂糖を摂取すると、糖反射によって、この働きが妨げられてしまって、食べ物の消化が鈍り、消化吸収効率が下がってしまいます。
このように、太りたい人が甘いものを食べて太る方法は、糖反射により胃の消化力を低下させてしまうので、太れない原因になりかねないのです。
栄養素が決定的に欠けている
太りたい人が甘いものでは太れない理由の5つ目は、栄養素が決定的に不足しているから。
健康的かつ継続的に太るためには、内臓の健康を維持したまま、脂肪や筋肉を体に形づくる必要があるので、6大大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維)をバランス良く摂取することが基本中の基本。
もともと、太りたいのに太れない人は、普通の人よりも栄養が消化吸収がされにくいため、なおのこと栄養素をしっかり補給することが大切です。
参考:【太る方法】栄養の消化吸収力が太りたい人が体重を増やすのに最重要!
しかし、甘いものには、炭水化物と脂質以外の栄養素が決定的に欠けています。
したがって、太りたいからと甘いものばかり食べていると、体の栄養が偏ってしまい、結果的に一部の栄養素が不足しやすいでしょう。
そうすると、大切な臓器をはじめとした様々な働きが低下して、疲れやすくなったり免疫力が低下して病気にかかりやすくなることに。
さらに、栄養の吸収を担っている小腸や大腸などは、入ってきた栄養を自らの栄養源としているので、栄養が入ってこないと、腸の粘膜にある細胞が萎縮して、消化吸収力を弱めることにつながってしまいます。
さらには言えば、小腸の粘膜が萎縮すると、細菌が体内に入り込みやすくなるので、感染症の原因にもなりかねないのです。
また、栄養素が欠けると、体を形づくる筋肉や脂肪も合成しづらくなるのは当然のこと。
ですから、太りたい人が甘いものばかり食べて太る方法は、一時的に太ることはあっても、中長期的には太れない体質を招いてしまうでしょう。
脂肪分の質が良くない
太りたい人が甘いものでは太れない理由の6つ目は、甘いものに含まれている脂肪分の質が良くないから。
人間のあらゆる細胞を形づくる細胞膜は脂質から構成されているように、人の体には、脂質が不可欠。
細胞に脂質が欠乏すると、細胞の元気がなくなってしまい、健康・美容のトラブルの原因となります。
しかしながら、質の悪い脂質は、体に害を及ぼします。
というのも、例えば動物性脂肪(肉、ラード、乳脂肪など)に偏ると、血中の悪玉コレステロールを増やしてしまい、血管壁にコレステロールが溜まりやすく、最悪の結果、動脈硬化を招くことに。
動物性脂肪が全く良くないわけではないですが、甘いもの(特に洋菓子)には、バターといった乳脂肪分の割合が多い傾向にあるので、摂りすぎは良くないでしょう。
また、甘いものによく添加されているショートニングは、液状の植物油を固形状にするため、水素添加を行って化学的に生産された人工油脂で、健康被害の危険性が指摘されているもの。
太りたいからと甘いものばかり食べて太る方法は、こうした粗悪な脂肪分を大量に摂取することになり、健康や美容にも良くありませんし、血管のトラブルは、栄養素の消化・吸収を妨げて太れない原因になりかねません。
参考:太りたい人が脂肪を増やす方法とは?効率よく太る方法を徹底解剖!
なお、“楽に”太りたい方は、ぜひ「太るサプリ」を活用すべき。
というのも、太れない根本原因である「消化吸収力の弱さ」を、サプリが簡単に補ってくれるから。
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まとめ
今回は、「太りたい人が甘いもので太る方法を徹底解剖!甘いものでは太れない?」と題して、太りたい人が太る方法として、甘いものでは太れない以下の6つの理由を解説。
- 糖尿病のリスクがある
- 自律神経が乱れて胃腸の消化力が低下する
- 糖反射により胃腸が弱る
- 腸内環境が悪化する
- 栄養素が決定的に欠けている
- 脂肪分の質が良くない
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