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ガリガリな子供が痩せすぎで太らない原因には、思わぬ病気が潜んでいる可能性があるため、病院に連れて行かなくてはならない場合も考えられます。

子供の体重が減って痩せてしまう要因には、大きく分けて下記の3つがあげられます。

 

・体質が原因の痩せ

・精神的疾患による痩せ

・肉体的疾患による痩せ

 

体質が原因で痩せてしまう場合は、慢性的に太りたいのに太れない状態となるでしょう。

一方で、「最近になって急に痩せてきた」という場合は、体質が要因ではなく、様々な病気が引き金となっている可能性があります。

 

今回は、急に痩せてしまったガリガリの子供に可能性のある、精神的疾患および肉体的疾患の特徴と症状について取り上げます。

もし、当てはまるものがあるようであれば、子供を病院に連れていき検査してもらうと安心です。

ガリガリな子供が痩せすぎて太らない原因となる病気① 精神的疾患

ガリガリな子供が、痩せすぎて太らない原因として考えられる病気として、精神的疾患である、拒食症(摂食障害)およびうつ病(気分障害)が考えられます。

関連記事:食べても太らない原因は病気?ストレス?体質?食べてるのに痩せる男性・女性必読!

拒食症(摂食障害)

 

拒食症は、痩せたいという強い願望のため、食事を拒否し、食べた後に吐いたり、下剤を用いて体重を減らしたりすることで、極度に痩せる病気で、子供も十分罹患する可能性があります。

特に思春期の女性に発症しやすく、子供がガリガリや痩せすぎになってしまう可能性が十分あります。

 

痩せに伴い、次第に筋力の低下や疲れやすさを感じるようになります。

肉体的な症状としては、低体温、低血圧、無月経、便秘、手足のむくれ、不眠等。

 

精神的な症状としては、精神的に不安定になり、抑うつ、不安症状、時には自傷行為や自殺に走ることも。

また、低栄養の状態が続いてしまうと、命の危険に晒される場合もあるでしょう。

 

治療には、家族や周囲のサポートが必要。

子供が急に食べなくなって、ガリガリや痩せすぎになりおかしいなと思ったら、できるだけ早く精神科や心療内科の先生に相談しましょう。

参考:【決定版】健康的に太る!拒食症の回復期に太る方法4選!

 

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うつ病(気分障害)

 

うつ病は、いくつかの原因が複合的に影響して発病すると考えられており、子供がガリガリや痩せすぎに陥ってしまう原因として考えられる精神疾患の一つ。

うつ病の原因の多くは、子ども自身がストレスに弱いから。

 

例えば、転校して友達がいない、勉強についていけない、いじめられた、両親の仲が悪いなど環境から受けるストレスによって発病することが多いでしょう。

子どものうつ病は、倦怠感、頭痛、微熱といった身体的な症状として自覚されやすいため、心の病気として判断しづらい場合が多々あります。

 

実は、こうした「仮面うつ病(=仮面をかぶったうつ病)」のケースが多い。

子供が落ち込んだ気分をなかなか言葉で表現できないことも、関係しているでしょう。

 

(仮面)うつ病の症状としては、食欲・体重減少の他に、憂鬱な気分、不登校、成績が落ちること、集中力の低下、全身の倦怠感、身体の各部の痛み、動悸、のぼせ、発汗、目眩、微熱、睡眠障害(夜眠れない、朝起きられない)、不安、焦り、イライラなど。

 

仮面うつ病は、知らぬ間に病気が進行すると、治療が難しくなってしまうため、早期発見が重要。

子どもがうつ病かなと思ったら、すぐに精神科の病院、あるいは学校や保健所にいる保険医に相談しましょう。

ガリガリな子供が痩せすぎて太らない原因となる病気② 肉体的疾患

ガリガリな子供が、痩せすぎて太らない原因として考えられる病気として、肉体的疾患である、小児1型糖尿病およびパセドウ病(甲状腺機能亢進症)があげられます

※他にも、胃の病気(急性胃炎、慢性胃炎、胃潰瘍)や、腸の病気(十二指腸潰瘍、慢性腸炎、潰瘍性大腸炎)などの可能性もある。

小児1型糖尿病

 

小児1型糖尿病は、小児期から若年者に多く、痩せ型の子供が発病しやすい糖尿病。

国内の15歳未満の小児1型糖尿病の発病率は、毎年10万人あたり1.5〜2人であり、ごく稀に起きる病気です

※ 糖尿病ネットワーク <http://www.dm-net.co.jp/> (アクセス日:2018/8/2).

 

小児に多い1型糖尿病では、自己免疫やウイルス感染が関係して、すい臓のインスリン分泌細胞が破壊されます(しかし、未だ原因不明)。

すると、自分の体の中でインスリンを作ることができなくなってしまいます

 

インスリンがないと、ブドウ糖を細胞に取り込むことができません。

ブドウ糖は本来、細胞のエネルギー源となるため、身体に必要な糖が上手くエネルギーとして使われなくなることで、体重が減少し、痩せてしまいます。

 

他の症状として、喉が渇きやすく、飲み物をとる頻度やトイレに行く頻度が多くなるでしょう。

さらに、細胞に取り込まれなかった糖は、血管内に溜まり(高血糖)、糖尿病特有の合併症を引き起こしかねません。

 

インスリンがないと、ブドウ糖を細胞に取り込むことができません。

したがって、体内のインスリンを補充するため、インスリン注射が必須。
 
 
現時点では完治できない難病であり、生涯にわたってインスリン注射を打ち続けなければならない、怖い病気です。
 
ですから、子供がガリガリや痩せすぎで異変を感じたら、内科の病院にすぐ様連れていくとよいでしょう。
 

 

なお、“楽に”太りたい方は、ぜひ「太るサプリ」を活用すべき。

というのも、太れない根本原因である「消化吸収力の弱さ」を、サプリが簡単に補ってくれるから。

 

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バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

 

バセドウ病は、甲状腺が大きく腫れ、脈が速くなり、眼球が突出する症状が見られる疾患で、ガリガリな子供が痩せすぎてしまう原因となり得ます。

特に、若い女性に多い病気ですが、小児期にも発病することがあるでしょう。

 

原因は、自己免疫機能が破綻し、甲状腺刺激ホルモンが過剰に分泌されるから。

これによって、新陳代謝が異常に高くなることで、食欲が高まる一方で、体重が減少してしまいます。

 

他にも、多汗、暑がり、頻脈、便通の異常(下痢、軟便、頻便など)、手足のふるえ、倦怠感、イライラ、不眠、集中力の低下による子供の成績の低下などがみられるでしょう。

 

このような症状が子供に疑われたら、内科もしくは内分泌代謝科の専門医に相談してください。

参考:食べても太らない病気は甲状腺異常?脂肪がつかないし食べてるのに太らない原因と対策!

まとめ

 

ガリガリな子供が、痩せすぎて太らない原因には、体質の他に病気の可能性も十分考えられるため、病院に連れて行かなければならない事態である場合も想定しておくことが必要。

特に、急激に子供の体重が減少してきた、以前よりも食が細くなった、食べることに抵抗するようになった等、子供に明らかな異変がみられた場合には、解説した病気を疑い、迅速に近くの専門医を探して診察してもらうとよいでしょう。

参考:【短期間で太る方法】すぐに太りたい人必読!手っ取り早く体重を増やす方法!

 

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